選択理論では、人間の行動を全行動という概念で説明します。
全行動では、我々の行動を「行為」「思考」「感情」「生理反応」の4つの要素に分けて捉えます。
私たちの行動は常にこれらの4要素が絡み合って構成されています。
全行動の概念は車にたとえられます。全行動の4つの要素が4輪をなし、ハンドルが願望、エンジンが基本的欲求です。 4つの行動のうち、自らの意思で直接コントロールできるのは前輪の行為と思考だけです。
ただ、「ジョギングする」という行為を選べば汗をかいたり、心拍数が上がったりしますし、落ち込んだときでもお笑い番組を見れば気分がよくなることもあります。このように、後輪の「感情」「生理反応」は前輪の「行為」「思考」に引っ張られて変化します。
そしてこの車は願望に向かってハンドルを切り、そちらに進みます。願望が明確であるほど、直線的に、より早くそちらに向かいます。
このように、選択理論では自らの行為と思考を選択することで、 自分の行動を直接・間接に全てコントロールできると考えます。 また、私たちがより多くのコントロールを得るためには、何をしたいのか、何が欲しいのかを理解しておくことが重要です。私たちは願望が明確でないと目先の楽しさに目を奪われ、「あれもこれも」と迷走してしまうのです。

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