C:カウンセラー 朋:朋子さん
C:
今日、この時間を通じて解決したい事柄は何ですか?
朋:
小学校3年生の先生をしているのですが、授業が始まってから30分を過ぎると集中力が切れてしまうんです。「静かにして下さい」と言っても聞いてくれず、どういう風に子どもに接していいのかわかりません。
C:
朋子さんの考える理想のクラスってありますか?
朋:
理想のクラス、ですか?・・・そうですね、みんなが勉強に意欲を持って取り組める授業がしたいなって思います。
C:
生徒さんが学校で一番夢中になるものは何ですか?
朋:
音楽、体育、レクリエーションのような体を動かせるものは楽しめているようです。
C:
体育や音楽のときみたいに、45分集中してくれたらいいなぁと思いますか?
朋:
はい。
C:
ではそこに向かって話をしていきましょう。どうして体育や音楽のときは生徒さんは集中してくれるんでしょう?
朋:
体を使うから楽しいのかなと思います。
C:
逆に集中できてない授業はありますか?
朋:
国語と算数は集中できていないことが多いです。
C:
なるほど。算数や国語のときと、体育や音楽の時は何が違うんでしょう?
朋:
算数や国語は座学ですから…面白くないのかもしれません。
C:
体育や音楽は違うんですか?
朋:
はい、結構自由にさせています。例えば体育でチームを決めるのは、彼らに任せたりしますし、音楽もピアノは先生が弾きますが、何回練習するかとか、どこを練習したいかとかは、生徒に決めてもらっています。
C:
体育や音楽は生徒が自主的にやることが多いわけですね。算数や国語の時は生徒が自主的に何かをするってことはないんですか。
朋:
教育委員会から決められたスタイルがあって、則ってしないといけないので・・・一方的に話して、たまに問題を出して、答えさせてという感じであまり裁量がないんです。あっ、でも、問題を答えさせるのではなく、問題を作ってもらうといったことは出来るかもしれません。
C:
それは面白そうですね。では他のクラスで、自分より良い授業をしているなぁという先生はいますか?
朋:
はい。同じ内容を教えているはずなんですが、生徒は楽しそうです。その先生は厳しい中にも愛情があるのか、私は生徒を叱ってもなかなか聞いてもらえないんですが、その先生が言うと聞くようです。
C:
その違いは何だと思いますか?
朋:
例えば授業のやり方ですが、ついて来れない生徒には授業中でも直接フォローしているようです。私は全体の授業の進度にとらわれすぎて、ひとりひとりの生徒への注目は甘いかもしれません。
C:
個人的な注目を与えることは、信頼関係を作る上でとても大事なことですね。他にその先生と生徒への関わり方においての違いはありますか?
朋:
その先生は生徒の話をよく聞くみたいです。例えば、私は授業が終わったらすぐ職員室に戻ってしまうんですが、その先生は、教室でみんなが出ていくのを待ったり、休み時間には遊んでる生徒に声をかけることもあるようです。
C:
今までの話の中で、朋子さんにもできそうなことはありますか?
朋:
まずはその先生みたいに生徒にこちらから話しかけたりすることは出来ると思います。
C:
そうしたらクラスは変わりそうですか?
朋:
生徒と信頼関係が出来ればもっと良くなると思います。
C:
では、まず1週間取り組んでみましょう。また結果を教えてください。
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