コラム Column

選択理論を探求する 家庭やビジネスなど、様々な分野での選択理論の活用を探ります

どこか合わない人との付き合い方

その他 2015/03/16

生きているなかで、「この人とは合わないな…」とか、「この人と一緒にいると疲れるな…」

といった思いを抱いたことのある方も多いのではないでしょうか。

自分と考えや趣向が似ていたり、同じような経験を持っていたり、境遇が似ているなど、

何かしら共通点を見いだせる人と良い関係を築いていくのに大きな苦労はいらないでしょう。

 

しかし、友人関係は選べても、学校や職場のように誰と付き合うかを選べない環境では、

「自分とは合わない」と感じる人がいるのは無理のないことなのかもしれません。

そういう人との間で意見の食い違いがあった時は、

「全然分かっていない…」とか、「自分の話を聞いてくれない…」と感じることも多く、

心にわだかまりが残ったり、知らず知らずのうちにストレスが溜まっているなんてこともあるでしょう。

  

では、「合わない」と感じる人とはどのように接すればよいのでしょうか。

そもそも、人はそれぞれ上質世界に違いがあるので、同じ現象に対しても認識が違ってくるのですが、私たちはついそれを忘れがちになり、「相手も同じことを考えているはずだ」と思い込んでしまうことがあります。

そして、認識の違いが表面化したときに、「自分は正しい。相手は間違っている」と考えてしまう傾向があり、この認識の違いの回数が多い人が「どこか合わない人」だといえるかもしれません。

  

「この人とは合わないな」と感じることがあれば、一度立ち止まって、

相手との認識のズレがどこにあるのか探してみるとよいかもしれません。

  

自分と相手の上質世界は違う、すなわち認識も違ってくるということを意識していれば、

知らず知らずのうちに自分の中にできている「自分は正しい」という思い込みを発見し、

相手の考えを受け入れる幅が広がるでしょう。

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